墓の中

やりたいことはやりたくないことをやらないこと

2017-01-01から1年間の記事一覧

僻地の聖地で孤独に功徳

今日、栃木県は栃木市の岩舟町に行ってきた。岩舟町は新海誠が監督した作品『秒速5センチメートル』の第一話「桜花抄」における舞台、つまり"聖地"と呼ばれる場である。 何か旅に出る端緒があったのかと改めて自分に問うてみても判然としない。登場人物が見…

憂さ晴らしに書き散らし

最近うわべの事しか考えていない。考えられない。何か考えそうになると勝手に脳がそれを自動的に拒否する。してくれる。僕はこのままでいいのか。このままだとどうなるのか。僕は何のためにここにいるのか。僕は何をしているのか。僕は何をすべきだったのか…

好きなものは好き、という話

僕は『エロマンガ先生』の山田エルフ先生が好きだ。裸でピアノを弾いてる山田エルフ先生が好きだ。メイド姿で和泉マサムネを出迎える山田エルフ先生が好きだ。和泉マサムネを叱咤激励する山田エルフ先生が好きだ。浴衣姿で夏祭りに行く山田エルフ先生が好き…

僕も君も誰も天使じゃないよ

『僕は天使じゃないよ』というノベルゲームをプレイした。知り合いに「頼むからやってくれ頼む」とオススメされたので、よーしおじさん期待しちゃうぞと意気込んでプレイした。 ジャンルは懐古調SMノベル。中々ド直球で良い。近所に「和 日本料理 本場四川上…

人間という多面体

「なにもかも真実さ。これまでにあらゆる人間の考えたなにもかもが真実なんだ」 ─フィリップ・K・ディック『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』(浅倉久志・訳) 中学か高校のことかもう忘れてしまったが、森達也の「真実はひとつじゃない」という評論を…

散るゆゑによりて、咲く頃あり

冬が終わり、春がやってきた。 春がやってくると、否が応でも時は過ぎていくのだと、考えてみれば当たり前のことに思い当たる。しかし、過ぎていくのは時だけではない。人も関係も出来事も何もかもをひっくるめた風景が通り過ぎ、背後に広がる。どちらにせよ…

虐待児と実存主義

皆、変なものには土足で踏み入って、その原因を解明する権利があると思っている。私にはそれが迷惑だったし、傲慢で鬱陶しかった。 ─村田沙耶香『コンビニ人間』 昔テレビで児童虐待を扱った特番を何度か見た。”正義”による憤怒や”愛”による憐憫がそこにはあ…

ゲームを好きになりました 日記を書きました 物語がひろがりました

……あゝ!あゝ! どうしてお前はあたしを見なかつたのだい、ヨカナーン? 一目でいゝ、あたしを見てくれさへしたら、きつといとしう思うてくれたらうに。さうとも、さうに決まつてゐる、恋の測りがたさにくらべれば、死の測りがたさなど、なにほどのことでも…