葉月到来
どうやら葉月というのは旧暦では8月を指すが新暦では9月上旬からの一ヶ月を指すらしい。「葉月到来⇒9月上旬になる⇒夏休みが終わる⇒全てが終わる」という論理のはしごを辿っていたら、タイトルを見ながらいつのまにか泣いていた。
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一昨日あたりに隅田川花火大会を見てきた。訳あって地上100mくらいのところでそれを眺める運びとなった。あまり嬉しい「訳」ではないので、「訳」については割愛。
ドカーンボカーンと打ち上げられる花火を見ながら、「100万……300万……40万×10で400万……100万……」と花火の値段について考えていた。
地球のほぼ反対側ではアフリカの子供が「明日はご飯食べれるのかな……」と虚ろな目で呟いている一方、日本では数百万が夜空に弾け飛ぶ様子を見ながら「た〜まや〜〜〜〜〜〜(o^^o)」「侘び寂びですねぇ(←多分ワサビと勘違いしている)」「優勝!w」などと言っている。
残酷な話である。残酷な話ではあるが、これはアフリカの子供を用いたレトリックである。
極端な「貧しき者」を連れてくることで、「他人の多くは貧しき者で、自分は恵まれた富める者」という錯覚に陥らせ、「富める者である自分は貧しき者である他人の為に行動を起こさなければならない」などと思わせる。
このように極端な比較はときに人の価値観を歪ませる。そこに付け込み人々を巧みに操る仕掛けが世間には蔓延っている。注意されたし。(勿論他人を配慮する心をほぼ失っているオタクにとっては釈迦に説法だろう)
ちなみに花火は綺麗だった。
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以上、隅田川花火大会のレポでした。