墓の中

発言の無矛盾を目指します

「千恋*万花、面白い?」「可愛い」

今年の8/12〜14に開催されるC90の3日目に、東京大学性欲研究会は会誌(第5号)を頒布する事となった。ブースは東ピ24aである。

今回も本誌に寄稿したので、一応自分の記事について軽く紹介しておきたい。

 

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今回のテーマは「どこまでがいわゆる性犯罪なのか」である。そしてスローガンとしては「分かりやすく、面白く、しかし正確に」とした。

 

1章では刑法学総論の教科書を読み、自分なりに重要だと思うところを纏め直した。「そもそも犯罪とは何か」について知る事が出来るだろう。今回のテーマに必ずしも関連しない内容もあるが、「正確に」書く為には必要だったので書くに至った。一応3章では伏線を回収する為に無理矢理1章の内容を登場させている。

 

2〜6章では各論、つまり性犯罪に関する条文ひとつひとつを具体的な判例と共に見ていく。それぞれ

2章:174条(公然わいせつ)

3章:176条(強制わいせつ)

4章:177条(強姦)

5章:178条(準強制わいせつ・準強姦)

6章:180条(親告罪)

について扱った。判例を通じることで条文に対する理解も深まるだろう。なるべく「面白く」書くように心掛けた。

これで性犯罪に関する全ての条文を扱えたという訳ではない。例えば、175条(わいせつ物頒布等)は今でも議論が盛んな条文であるが、それ故自分の手には余る内容だと判断し、残念ながら本稿には載せなかった。しかし、それを除けば重要な条文はほぼ全て扱えたと自負している。

 

7章では近頃提出された刑法改正案について議論する。ここまでのおさらいも多少兼ねている。この改正案で性犯罪として裁かれる領域が一体どう変化するのか見ていく。本当はこの章が無い状態で決定稿としようと思っていたのだが、「刑法改正されるよ」という教えを受け、急いで追加した。

 

あとがきとなる8章では「人を殺してはいけない」などの"道徳"に対する悪口をつらつらと述べた。あまり深く掘り下げる事は出来なかったが、議論の根幹となる内容については粗方触れたつもりである。

 

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以上が簡単ながらも記事紹介である。B5で20ページくらいと少し長めではあるが、「分かりやすく」書いたつもりなので、サラッと読めると思う。

今回は法学部の友人にも手伝ってもらい何度も推敲を重ねた。「正確に」である。ただこれが意外と手間のかかる作業だった。法学部の友人各位にはこの場も借りて御礼申し上げる。

自分の持っている知識と要約力と論理力と文章力を振り絞って書いた自信作であるので、コミケにお寄りの際には是非お買い求めいただきたい。……と言ってもこの記事を読むのは大体身内なので宣伝の意味は無いのだが。

 

ちなむと四コマ漫画も描かせていただいた。正確に言うと、「起承転結結」の五コマ漫画である。創刊号ではページ合わせの為に描いていたら、いつのまにか恒例となってしまった。恒例化現象である。

 

近況はタイトルの通りです。